最終更新日:2023.06.19業界について

タクシー運転手の仕事のイメージとは

監修・著者 株式会社しごとウェブ佐藤哲津斗

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タクシー運転手の仕事のイメージとは

外出先で必ずといっていいほど見かけることの多い、身近な乗り物、タクシーですが、それを運転する運転手のイメージとはどのようなものでしょうか。世間から見られるイメージを、実際の運転手の実情と合わせてご紹介します。

資格は必須?専門職ゆえのイメージ

タクシー運転手といえば、運転に関して専門的な資格を所有していなければなることができない職業、というイメージを持つ人もいるでしょう。実際、運転手になるためには、自動車第二種運転免許を所有していなければいけません。
第二種運転免許は、21歳以上で、大型免許、中型免許、普通第一種免許又は大型特殊免許のいずれかを取得してから3年以上の人が受験できます。会社の中には、普通第一種免許を取得していれば採用し、訓練を行ってくれるところもあります。運転が特別に苦手という人でなければ、それほどハードルが高い職業ではありません。

一生懸命働いても低収入!?

タクシー運転手は、中高年が他の企業に就職先が見つからなかったことを理由になる人が多いというイメージを持っている人もいるようです。自分の希望ではないために、選択の余地がなく、給与が良くないと考える人もいます。しかし、実際には、会社や本人の仕事ぶりによって、高収入を得ることが可能な職業です。固定給はあるものの、基本的には歩合制である場合がほとんどであるため、個々によって収入額に差があります。月給50万円以上を得ている人も多く、年収800万円を稼いでいるという人も中にはいます。

運転手って特別辛い仕事なの?

平均年齢が高いタクシー業界では、辞めてしまうと転職先が見つかりにくいというイメージから、待遇が悪い中で働かされているというイメージを持っている人も少なくありません。売り上げが伸びやすい遅い時間帯に働いている姿を多く見るという点も、過酷な労働環境のイメージにつながっていることでしょう。
しかし、実際には、この業界であるから過酷ということは全くありません。他の業界や職業でも、会社によって待遇や条件が異なるように、タクシー会社もさまざまです。長時間座り続けるなど運転手ゆえの大変さはありますが、どのような仕事でも、それぞれの大変さはあるものです。

実は安定!期待が持てる業界の将来

2002年に、タクシーの台数規制が廃止されたことにより、台数が増え、テレビなどでは、客取りに苦しむ運転手のインタビューなどが多く放送されました。
そのイメージからか、この業界で働くことへの厳しいイメージが強まり、収入減や失業など悪いイメージを持ってしまった人もいます。しかし、実際には、2009年に新たに対策がとられたことにより、新規参入や増車への規制がなされ、安定した状態となっています。海外からの観光客増加や高齢化により、タクシーの需要の高まりも期待されているため、安定した業界ということもできます。

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