最終更新日:2023.06.19環境や待遇

タクシー運転手の勤務体系について解説します

監修・著者 株式会社しごとウェブ佐藤哲津斗

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タクシー運転手の勤務体系について解説します

知ってますか?タクシー運転手の仕事

はた目で見ていると、一日中走っていて忙しそうに見えるタクシー運転手。しかし、一人ひとりに着目してみると、比較的休憩時間も充実していて、休日も取れていそうです。実態はどうなのでしょうか?運転手の勤務形態について調べてみました。

勤務形態は3種類

タクシー運転手の勤務形態は、“昼日勤”、“夜日勤”、“隔日勤務”の3種類に大別できます。“昼日勤”は、ビジネスマンのように昼間だけ働く形態で、8時から17時までなどの時間を働きます。“夜日勤”は、夜間だけ働く形態で、17時から早朝の2時まで働きます。22時以降は深夜割増料金も発生するため売り上げを上げやすいのが特徴です。“隔日勤務”は“昼日勤”と“夜日勤”を合わせた時間帯を働き、労働時間中に休憩を取っても良い勤務形態です。

最も稼げる隔日勤務

“隔日勤務”は最も効率よく収入が得られる労働形態となります。多くのタクシー運転手が取っている形態なので、少し深堀をしてみましょう。労働時間は8時から深夜2時までです。この18時間の中で、運転手の好きな時間に合計3時間の休憩が取れます。車の稼働時間が長いので、出庫した後はどこをどのように走るかは個人の自由で、運転手自身の客を見つける技量が試されます。客を見つけるスキルさえ磨けば、最も稼げる働き方なのです。

意外と休みが多い

タクシー運転手の多くは、“隔日勤務”を取っています。隔日勤務は、二日分の仕事を一日で行うので、出勤した次の日は休みとなります。一般的にはひと月に12回の出勤となるため、ひと月の休みは18日となります。一般的なサラリーマンなどと比較すると、休みは格段に多いのではないでしょうか。シフトを調整することで連休にすることも可能で、有給休暇と組み合わせれば1週間くらいの連続休暇も取得できます。運転手の中には長期休暇で旅行に出る人も多いようです。

残業がないってホントか

2009年に、乗務員の拘束時間の超過と休憩時間の不足により、大手のタクシー会社が国土交通省関東運輸局の指導に基づき2年間の営業停止処分を受けました。この事件は業界を大きく変えることになり、厚生労働省からは、ひと月の拘束時間は262時間以内、1乗務の拘束時間は最大で21時間という指導も出されました。
そのため、各地でタクシードライバー協会が作られ、乗務員の勤務時間・拘束時間・休憩時間の管理をきっちりと行うようにシステムを改善したのです。その結果、休憩時間もしっかり取れるうえに、残業もほとんどなくなりました。

ライフスタイルに合わせて選ぶ

紹介したとおり、タクシードライバーには3つの勤務形態があり自分のライフスタイルに合わせて選ぶことができます。運転手の過酷労働による事故などの影響も受け、運転手が過酷労働から守られる気運も高まり、休暇が取りやすく残業も少なくなりました。運転手は、自由度のある勤務形態でプライベートも充実できるおすすめの職業といえます。

転職の際には業界のことをよく知っている”タクQ”に相談してみることをおすすめします。
ぜひ、間違いのない転職をして頑張ってください。
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